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あの人に聞いてみよう! あの人に聞いてみよう!

編集部が気になるあの人に突撃インタビュー

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あの人に聞いてみよう!第1回 役者 岩崎ひろみさん(後編)

年齢に抗わず、毎日を楽しく暮らす何よりの美容・健康法

16歳、13歳、5歳の3人のお嬢さんのママとして、忙しくも充実した毎日を送っているという岩崎ひろみさん。自身も40代後半となり、女性として次のステップを迎えようとしている今、家族、仕事、自身とどのように向き合っているかをお伺いしました。

TODAY'sGUEST

役者 岩崎ひろみさん

役者 岩崎ひろみさん

1976年、千葉県出身。生後半年にしてドラマデビューを果たし、19歳で主演を勤めた『ふたりっ子』で朝の顔として人気を博す。舞台、ドラマを中心に幅広く活躍中。

ちょうど自分へのケアを見直そうというタイミング

ご年齢を伺い、驚くほど若々しい印象なのですが、美容や健康のために取り入れている習慣はありますか?

お恥ずかしいのですが、特別なことはしていないのです。ポテトチップが大好きで、娘たちと毎日2袋も食べちゃうくらいですから(笑)。その分、食事は野菜をメインにしています。幸い、娘たちも好き嫌いなく、なんでも食べてくれるので助かっています。

美容に関しても本当にズボラで…。ようやく去年の6月にスキンケアを見直し、洗顔後にシートパックを取り入れるようになったくらいです。やはり、ちゃんとお手入れをすると違いますよね。その後、人の勧めでコラーゲンを飲むようになりました。ところが笑い話なのですが、吹き出物ができてしまったんですよ!たくさん摂取したほうが効果的と思ったのですが過剰だったみたいで、肌が驚いてしまったんでしょうね。きちんと適量を飲むようになったら、肌のコンディションはよくなりました。

ほかには乳酸菌のサプリを飲んでいます。もともと夫が飲んでいるのを、半信半疑で横目で見ていたのですが(笑)、いざ取り入れてみると睡眠の質が違うように感じます。年齢に合わせて、必要なものは素直に取り入れるべきですね。

生理に「ちぃちゃん」と愛称を付け、家族でコミュニケーション

上の2人のお嬢さんたちは、思春期世代。女性のたしなみやフェムケアについて話すことはありますか?

そうですね。当たりまえのように話しています。長女は既に初潮を迎えましたが、次女もそろそろという時期ですね。我が家では、生理のことを「ちぃ(血)ちゃん」と呼んでいるんです。直接的よりも愛称があったほうが、夫とも話がしやすいんです。
たとえば、「今日はちぃちゃんだから、おなかが痛いんだって」みたいに。5歳の三女にも「おねえちゃんがちぃちゃんだから、やさしくしてね」と自然に言えば、生理そのものはわからなくても、大きくなると毎月やってくるものということを理解しているようです。三姉妹だと生活の中から自然に情報が伝わっていくのがいいですね。

ご家庭で取り入れているフェムケアアイテムはありますか?

長女が初潮を迎える頃に、「吸水ショーツ」が販売されて話題になったんです。私自身がケミカル系素材を使用しているナプキンでかぶれた経験があったので、来たる初潮に備えて、月経カップがよいのか布ナプキンがよいのかなどいろいろ検討していたんですね。
だから、吸水ショーツの登場は画期的でした。まずは自分が試したところ、驚くほど快適!ナプキンを1日に何度も取り換えなくていいのが便利です。

友人のお嬢さんは、学校でナプキンを入れたポーチを持ってトイレに行く際、男の子にからかわれて嫌な思いをしたそう。男の子への性教育がまだ足らない点が一番の問題ですが、吸水ショーツだったら繊細な女の子を傷つけることもないですよね。思春期の女の子にこそ、使ってほしいアイテムだと思っています。

たしかに傍目からは生理中ということはわかりませんね!でも、まだ吸水ショーツに抵抗がある人も多いと思います。

私も「漏れないの?」と心配でした。たとえば、量が多いときは吸水ショーツ+ナプキン、自宅にいるときだけ吸水ショーツにするなど、状況に合わせて使用するといいですよ。

洗うのが面倒ではありませんか?

重曹で洗うとか、色々洗い方があるみたいですが、私はいつも使用後に石鹸で手洗いをしてから、洗濯機で洗っています。慣れれば、まったく負担ではないです。娘たちには、吸水ショーツはもちろん、日常のショーツもお風呂場で軽く洗ってから洗濯機に入れるように教えています。これは女性のたしなみと思って徹底しています。

女性同士でもすべてはわかり合えないから、知識は大事

年齢的には、更年期*世代になります。何か女性特有の不調やお悩みなどはありますか?

たぶん、年齢なりの体力低下などはあるのでしょうが、あまり不調は感じていません。でも、まわりに女性特有の不調に悩んでいる人はいます。同じ女性だからといって、すべてわかり合えないので難しいですよね。だからこそ、フェムケアをはじめ知識を付けることは大切だと思っています。

私は今、たまたま不調ではないですが、これから苦しんだり、落ち込んだりすることがあるかもしれません。生理や更年期といった女性の性 を当たりまえのように捉えてきましたが、まだまだ知らないことも多い。もちろん、男性にも理解を深めていただきたいです。

そろそろ子育ても手離れしつつあり、俳優業も本格的に活動する準備をされていると思います。

そうですね。まだ末っ子に手がかかりますが、上の娘たちがしっかりしていて頼れる存在になっています。そろそろ映画や舞台の地方公演など、長期で自宅を離れる仕事ができるといいなとは思っています。

今後、仕事で演じてみたい役はありますか?

これまでいろいろな役を演じてきましたが、今は「普通」の人をやりたいです。泣き叫ぶ、激怒するなどエキサイティングな演技って、実はわかりやすいんですよね。でも、観ている人たちを惹きつける普通の人を演じるのはすごく難しい。やりがいがありますし、私自身の日々の普通の生活がきっと役立つと思います。

児童養護施設財団「オレンジの羽募金」のチャリティイベント参加時

お芝居はライフワークだと思いますが、将来的にプライベートでやってみたいことを教えてください。

子育てが終わったら、孫育てをしたいんです(笑)。長女も私が子育てに協力してくれると期待しているみたい。私、本当に家族が好きなんですよ。

※更年期とは、閉経前後の10年間のことを指します。一般的に50歳を閉経として、45歳〜55歳くらいを指して言われることもあります。

編集後記

年齢や環境に抗うことなく、“今”の暮らしを楽しんでいる様子が伝わり、思春期のお嬢さんたちとも“女性の先輩”としてきちんと向かい合っている岩崎さん。子育てを通じて、俳優としても深みが備わったに違いありません。

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